【何件も修理不可と言われたバンパーを修理しました!】

入庫時

福山市より、スバル・インプレッサのフロントバンパーの修理のご依頼を承りました。
トミーカイラというメーカーが作っている廃盤のエアロバンパーの修理となります。

ネットからのご来店です。ありがとうございます!

最初ディーラーに行き、部品注文をしようとしたら既に生産中止、画像の状態では現物修理も対応できないと言われたそうです。
片っ端から他の鈑金屋さん修理の問い合わせしたけど、どこも修理不可と言われ途方に暮れかけてダメ元で当社にご来店されました。

当方が確認したところ、納期とあまり細かいこと気にしない事を条件になんとか修理してみようと提案し、クライアントさんも、まさか修理してもらえるなんて思ってなかったので、はい、このような状態から少しでもましになるなら、と即修理依頼されました。

約2ヶ月位かかりましたがなんとか違和感なく修理でき、納車の時もクライアント様も現物見て感動と興奮し物凄く喜ばれてるのを見て、当方も嬉しくなり鈑金屋さんやってて良かったと実感しました。
とは言ってもあくまで修理なのでなんでもかんでも直るとはいきませんが、記事読まれた方も諦めずお気軽にお問い合わせ又はご来店ください!

 

<修理内容>
フロントバンパー・・・・・・補修塗装

 

フロントバンパーが外れかけており、アルミテープで簡易的に留めている状態でした。

あちこちにキズや割れが出来ています。

バンパー左側にも傷が結構あります。

バンパーを取り外して修理開始です。

FRP(繊維強化プラスチック)と呼ばれるものを使用して修理していきます。

割れている箇所を固定させるところからスタートです。

こちらがFRPです。サイズを測ってちょうどよい大きさにカットしておきます。

ヒビの部分にあらかじめ作っておいた樹脂を塗ります。
FRPを貼り付け、さらに樹脂を重ねて塗ります。

樹脂とFRPが合わさると溶けた状態となります。硬化するのを待ちます。

他の箇所でも同じ作業を繰り返します。

補修がすべて終わったらペーパーで研いで形を整えます。

ここで補修パテを使っていきます。

パテは粗目から細目へと種類を変えながら、パテ塗り→研磨を繰り返して元の形状にしていきます。

まだまだこのパテ作業は続きます。

続いてバンパーブラケットの歪みを修正します。

フロントバンパーを組み付けます。

パテ塗りと研磨を幾度と繰り返し、これで最後の研磨となります。

バンパーの割れ、傷をすべて修正した状態になりました。

隙間が均等か等確認して、調整が終わりました。

塗装ブースにバンパーを移します。
下地処理剤のサフェーサーを吹き付け、スポットパテで細かな巣穴を修正しました。

サフェーサーが乾いたらペーパーで研いで滑らかにしておきます。

調色にうつります。
このように車体に記載されているカラーコードの番号を調べます。

カラーコード「792」と書かれています。
2種類の792のカードを選びました。同じ色に見えますが、細かに配合内容が違う仕組みになっています。

パネルに当ててみて、近い色のほうを選んで調色します。

配合通りに調合しますが、ちょっと微妙に配合を変えて数種類のサンプルを作ります。

サンプルが出来たら、実際に並べて確認します。
今回、ぼかすためにフロントフェンダー、フロントドアまで塗装します。
近い色を選び、さらにパネルの色と合うまで微調整を繰り返して色を作ります。

すべての塗装箇所に貼り付け確認します。

このフロントバンパーは2トーンのため、この色のデータも取ります。
裏側にカメラがあり、撮影してデータをパソコンに送って調色します。

サンプルカードを当てています。

いよいよ塗装です。

シリコンオフで脱脂しておきます。

塗装工程の写真を撮り忘れましたが、ベースカラー→クリアーの順で塗装し、乾燥させます。

塗装が終わったら、中央のメッシュを交換します。

そして、いよいよ本組み付けとなります。

塗装した箇所は数種類のコンパウンドとバフを使い分けて、ポリッシャーで磨き上げます。

最後に洗車と車内清掃を済ませて、修理完了です!

2カ月という時間をいただきましたが、何とか形にできました!

仕上がりを見られて、感動され大変喜んでいただけました!

板金屋冥利につきる瞬間でした!

このたびはご入庫いただき誠にありがとうございました!(^人^)感謝♪

私達は誠意をもって対応させていただきますのでお気軽にお問合せください

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