福山市よりキズ・へこみの板金修理事例（スズキ・ジムニー）

【傷ついた愛車もすっかり元通りに仕上げます。お任せください！】

▼修理前

福山市よりスズキ・ジムニー板金修理のご依頼です。

元々取引先の車屋さんのお客様で、元請けさんが説明出来ないくらいな多少鈑金知識があるマニアックな方です。
鈑金の依頼があれば度々当方が説明してた間柄でした。
そんな中、車（車は元請けの車屋で購入）を買い替えてまもなく、不注意で左側サイドをザァーと擦り、前から後ろまで広範囲にへこみキズになり、車屋もって行ってもどっちみちここへ出すのだしと、直接来店されました。
一昔なら元請けのお客さんが直接来たら、わざわざ元請けを通して入庫してましたが、時代も徐々に変わり、今は依頼があればしがらみも関係なく堂々と対応してます。
直接の方がお客様の要望等聞けて、お互い意志疎通できてから修理方法や金額も決めれるのでトラブルがありませんし依頼者もメリットがあります。
業者通してだとどうしても元請けも儲けるので高額に成りがちです。
話が脱線しましたが、幸い車両保険に加入されてたので保険使用してバッチリ修理しました。
当社は修理工程を撮影しながら進めてますので修理過程もタブレットで説明していて「これが結構ウケがいいです」
作業中も納得され仕上がりも満足していただき当社を後にされました、ありがとうございました。

修理内容
左フェンダー・・・・・・・・・・新品交換
フロントドア・・・・・・・・・・新品交換
ステップ・・・・・・・・・・・・鈑金修理
クオーターパネル・・・・・・・・鈑金修理

▼　左フェンダーからドア、ステップ、クオーターパネル迄左側面を擦ってしまったようで酷い状態です。

▼　フェンダーとフロントドアは新品と交換することとなりました。

▼　ステップの凹みが結構大きいのでとりあえずカバーを外して内側をチェックします。

▼　バンパー取り付け個所の内側が押された状態でしたので内側から当て盤とハンマーを使用して叩き出して修正します。

▼　ステップは凹みが酷い状態でしたので切り取って鈑金で直して再取り付けを行いました。

▼　クオーターパネルの凹みは裏側から修正することが出来ないのでスタッドと呼ばれるピンをいくつもスタッド溶接で溶接して、そこに専用工具を取り付けて引き出し作業により全体的に少しずつ修正していきます。
引き出し作業は引っ張り過ぎてもいけないので結構慎重に行わなければなりません。

▼　引っ張り出して修正した個所をサンディングで削ってきれいに均します。
サンディングで削って仕上げた個所にパテを盛り付けます。
パテが乾燥した所で、サンドペーパーで研磨して仕上げます。

▼　通常パテの盛り付け研磨を数回繰り返して平滑に仕上げていきます。

▼　下地処理の為のサフェーサを塗布しますが、その前にサフェーサがかかってはまずい部分を新聞紙等でマスキングを行います。

▼　これからクオーターパネルとステップ部分の塗装に入りますが、その前に塗装にあたってはまず、熟練した塗装職人によりメーカーの車のカラーコードから調べて、現車に最も近い色で調色を決めていきます。
カラーデータを車の色と突き合わせ最も近い色を選定します。

▼　数種類のカラーサンプルを作成します。

▼　カラーサンプルを塗装面の数か所に張り付けて最も現車の色に近いものを選定します。

▼　塗装面を溶剤できれいに脱脂した後、サフェーサを塗布し乾燥させます。

▼　サンドペーパーによる水研ぎを行い、表面を平滑に仕上げます。
その後マスキングを行い塗装面を専用の溶剤で脱脂します。

▼　いよいよ塗装工程に入りますが、塗装は専用のブース（換気の行き届いた適切な空気の還流があり、作業者や環境に配慮した空間）で行われます。
まず、ピラーからクオーターパネルステップ部分の塗装を行って行きます。

▼　塗装はベースカラー、クリア塗装の順で施工していきます。

▼　新品のフェンダーとドアが入庫しました。

▼　それぞれに細かいサンドペーパーで足付けを行います。

▼　それぞれ単体で塗装を行って行きます。
塗装は専用のスプレーガンで、一度にべったり塗装せず数回に分けて塗装を馴染ませながら塗装していきます。
カラーベース塗装の後に、透明なクリア塗装を行います。
クリア塗装は、クリアのベースと硬化剤を混ぜて塗装します。
クリア塗装をすることで、紫外線による色の退化を防いだり、対候性を増すことが出来ます。

▼　塗装が完了したフェンダーとドアの状態です。