【交換せずに鈑金修理で格安仕上げ】
弊社をいつもご利用いただいているお客様より、ドアを当てられてキズと凹みができたそうです。
修理費用をお相手が支払い、別件でリアバンパーのヘコミがあるのでこちらは自費で修理されたいとのご依頼でした。
ドアはソリッド黒(クリヤー仕上げ)だったので塗装はリアドア内のみで可能でした。
これがパールやシルバー等淡色の場合は、色合いのバランスをとる為隣接パネルのボカシ塗装が入るため料金も割高になります。
ドア鈑金塗装は¥55,000(税別)バンパー修理はヘコミだったので¥25,000(税別)でさせて頂きました。
おそらくデーラー等なら弁償ということと黒なのでドア取替の判断をしてるかもしれません。
バンパーもデーラーで見積されたお客様からよく聞くのですが交換ですねと言われたと言う方が大半です。
お客様ご本人が強く交換を希望されているとか、誰が見ても修復不可能以外であれば、当社では極力交換ではなく修理で対応させて頂きます。
修理なら安く済みますし、地球環境と未来の子供たちのためにも粗大ゴミは出さないように心掛けて取り組んでます。
修理前の損傷箇所を確認します。
▼リアバンパーが凹んだ状態
▼リアドアのすり傷と凹みの状態
それでは、早速修理していきます。
▼キズになっている部分を削り落とし滑らかにします。
滑らかにせずに作業を進めてしまうと後々修理跡が出てしまうことがあるので、
滑らかに丁寧に研磨しておきます。
▼曲がったり、凹んだりした箇所をハンマーとドリー(当て盤)と呼ばれる工具を使用して作業する。
凹みに対してはハンマーなどでたたいたり、ひっぱったりして修正します。
▼板金作業を終えたらパテという粘土状の物を塗ります。
パテは乾燥すると収縮して固まります。
その後研磨することによって元の形状へ近づけます。
▼塗装の下地となるサフェーサーを塗ります。
サフェーサーはパテのスプレー状の様なもので塗膜の硬度を上げ、
水を通しにくくするため防水・防錆効果があります。
また、上塗り塗装の仕上がりも良くなります。
サフェーサーも乾燥後、表面をサンドペーパーで研磨して整えておきます。
▼塗料をスプレーガンという器具にいれてスプレーして色を重ねます。
下地剤が隠れるようにだいたい3~4回程スプレーします。
ベース色を塗り終えたら乾燥させて仕上げにクリア―コート塗装をします
塗装を終えたら乾燥させて、乾いたら表面を磨き上げます。
▼ヒーターで熱をかけて乾燥・硬化させます。
▼ホコリの小さな凹凸を非常に細かいサンドペーパーで削り落とし、
その後コンパウンドで研磨します。
▼磨きも終り、ピカピカに完成しました。
お客様は修理費用と仕上がりに満足されて当社を後にしました。
本日はご入庫いただき誠にありがとうございました!
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